AI需要でDRAM・NAND逼迫、ストレージ市況が急騰
AI マーケットサマリー
DRAM/NANDの供給逼迫とAI主導の需要加速がメモリ価格を押し上げており、PC向けDRAMのさらなる値上がり予想や、DRAM/HBMの能力が2027年の割り当て分まで概ね売り切れているとの報告がある。新たなHigh Bandwidth Flash(HBF)規格も、次世代ストレージへの継続的な投資を示唆している。この状況はメモリメーカーのマージンを下支えする一方で、下流の供給リスクを高めており、すでに民生用電子機器の制約として顕在化している。
影響度
● 高い
影響を受ける資産
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▲ 強気
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【BlockBeats】8月4日、ストレージ市場の過熱が続いている。複数の調査機関は、供給制約とAI向け計算需要の拡大を背景に、DRAMとNANDの価格上昇が当面継続するとの見方を示した。
技術面では、SKハイニックスとサンディスクがHigh Bandwidth Flash(HBF)の業界標準となる初の仕様を公表し、次世代ストレージの開発を前進させた。
市況では、韓国のシングルレベルNAND製品の7月平均販売価格(ASP)が前月比35%上昇し、過去最高を更新した。TrendForceは供給不足を理由に、2026年第3四半期のPC向けDRAMの固定取引価格が前四半期比15%〜20%上昇する可能性があると予測している。
生産配分を巡っては、メモリー大手3社が2027年通年の生産能力割当てに関する交渉を終え、DRAMとHBMのキャパシティは概ね売り切れたと報じられた。
サプライチェーンでは、サムスン電子のウエハーファウンドリー事業が今年100%の稼働率に達する見通し。Counterpointのデータによれば、同社はDRAMでのシェア優位を拡大しており、マイクロンとSKハイニックスの競争が一段と激しくなっている。
最終製品にも影響が及んでいる。メモリー供給の逼迫が民生機器の供給を圧迫し、MacBook Airはメモリー不足を背景に供給制約が出ているという。
また、韓国のAIチップ系ユニコーンDeepXは評価額が4倍の3.14兆ウォンに急伸したと伝えられ、AIチップおよびメモリー関連サプライチェーンの需要の強さを映している。